聖なる龍に愛された。
ぼーっとしながら私を見る勇魔。
なぜか顔がほんのり赤い。
「お、お前、、でもありがとうとか言うんだな、、、」
『本で読んだ』
「え??」
そう。この間本で読んだ。
『プラスの感情は声に出すといいでしょう』
ありがとう。嬉しい。楽しい。
プラスの言葉は
コミュニケーションを取るために
大事なことだ。って書いてあった
きょとんとしたかと思えばいきなり笑い出した。
「まじやばいッッそれなんの本だよッてか葉月がそんな本読むとか面白いんだけどッッ」
今までは私の存在さえも嫌っていたのに
名前で呼び私の前で笑ってくれてる勇魔。
なんか嬉しい。