聖なる龍に愛された。




『痛い、離して』



「お前俺らを知らねえのか?」



力は弱わったものの、離れない手。


しつこいな…



『知らない』


「なぜここにいるんだ」


『制服乾かすため』


「なぜ濡れてる」


『私が聞きたいくらい』


「お前変なやつだな」



とことんむかつくな。



『あなたに言われたくない』



「お前俺の女になれよ」




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