聖なる龍に愛された。




バレないようにまた下を向く。



うわ、最悪。

こっちに向かって歩いてくる。

大丈夫、学校じゃないし、バレるはずがない。



どんどん近くなる距離。

私は下を向いて歩き続けた。



すれ違う時。


ふとこちらを見た気がした。


けど私は下を向いて歩き続けた。



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