聖なる龍に愛された。




───────ガチャッッ


勢いよく開いたドア。


そして入ってきたのは




…キャバ嬢?




「おせぇよ、ヤブ医者」




え、医者?




「あ゛?誰がヤブ医者だよ」




キレだすキャバ…医者…?



「あれは俺の姉ちゃん。普通の病院じゃ色々と問題ある奴ら専門の医者だよ、夜はキャバ嬢もやってるの」



そうニコニコしながら私の耳元で教えてくれる青いヤツ。


「あ!貴女が葉月ちゃん?!可愛いわねッ♡足怪我してるんだっけ?!私にちょっと診せてねー」


いきなり私に向かってキャピキャピ喋ってくる青いヤツのお姉さん。


「はいはーい、汚いむさ苦しい男共は出ていってー」


そう言いながら金髪たちを部屋から追い出し、私は青いヤツのお姉さんと二人きりになった。






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