聖なる龍に愛された。

正体






─────────ガチャッ



ドアが開き、みんなが入ってくる。



「葉月ちゃーん、大丈夫〜?」


オレンジ頭がチュッパチャプスを加えながらチャラチャラ笑いかけてくる。


どうやったらそんなチャラチャラできるのか不思議。



「お前どうしてそんな怪我してんだよ」



気だるそうに聞いてくる金髪。



「おい、聞いてんのか?葉月」



「ねえ、葉月ちゃん。きのうの夜なにしてた?」



知ってて聞いてくる青いやつ。


私はなにも言わずに青いやつをみる。



「そんなにみつめないでよ、葉月ちゃん」



私はやっぱりこいつが嫌いだ。



「海人ふざけてんじゃねえぞ。なあ葉月、、俺らに教えてくんねえか。お前のこと」


「別に俺はこんなやつのこと知りたくない」



いきなり喋り出したミルクティーブラウンの子。




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