聖なる龍に愛された。




「おい、勇魔おま「どうせ女なんてみんな同じじゃんッ!!そんなの龍くん達だってわかってるだろっ!!」」



そう声を張り上げる。


そんなに私が、女が嫌いなんだ。


そもそも私だってこいつらといたくているわけじゃない。

なのになんでこんなこと言われなきゃいけないの。



「はぁ、勇魔。葉月はちげえって言ってんだろ。俺が信じたやつ信じられねえんなら、ここからでてけ」



まあ、なんて理不尽な。



「……もうわかったよ。でも、裏切られたって知らないから」


「大丈夫、葉月は裏切らねえよ。なあ?葉月」



あたしなにも言ってないのに。


そもそも


『私はあなた達のことなにも知らない。名前も学年も。あなた達が私に関わろうとする理由も。』



正直名前はなんとなくなら分かる。


でも、それ以外のことはなにも知らない。



「え?!あんた達自己紹介してないの?!!」



驚くお姉さん。



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