聖なる龍に愛された。




「多分お前も薄々気づいてるかも知れねえが、俺らは白龍ってゆー暴走族でもある。ここがその溜まり場だ。」



「ちなみに龍牙が総長でー、おれは副総長〜。で、海人と勇魔と拓夜が幹部。かっこいいでしょ〜」




白龍。



族に興味ないわたしでも聞いたことのある名前。



たしか関東No. 1暴走族。



こいつらが暴走族だとは思っていたけど、まさか白龍だとは思わなかった。



「ちなみに私はもとレディースの総長なの☆てへ」



お茶目にいう葵さん。


「まあ、おれらのことはこのくらいだな。葉月、次はお前の番だ」





一気に全員の視線が私の方へ向く。






黒蝶。




私の正体がバレる時。








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