聖なる龍に愛された。




そう考えながら、


言い合いをしている龍牙と彼女に目を向けた。


いきなりにやりと上がる龍牙の口角。



「お前俺の女になれよ」



………。




「『は?』」



龍牙の言葉に俺と海人は素で驚き珍しくハモった。



そして何事もなかったかのように扉に向かって歩き出す彼女。



「明日放課後迎え行く」



その彼女に向かい、そう叫ぶ龍牙。



おいおい、、龍牙頭でも打ったのか?




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