聖なる龍に愛された。




『…離してくれませんか』



金髪の隣を通り過ぎようとした時に


がっちり掴まれた腕。




『誰だ、お前』



そして同じことを言う金髪。



「ちょっとちょっと〜龍牙くーん、ストップだよ〜ストップ〜、女の子には優しくしなきゃだめじゃんよ〜」



いかにもチャラそうな、オレンジ頭の男がヘラヘラしながら金髪に言う。

けど、



「うるせえ」



そう一言言い放ち、

全く微動だにしない金髪。




なんなんだこいつらは、、。



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