聖なる龍に愛された。





『手、離して』



「せっかく助けてあげたのに」




なにが助けただよ。


頼んでないし。



てか




『殺されたい?』



「葉月ちゃん随分ひどい言われようだっだね」




そう言い笑い出す。



あーもう、本当にイライラする。




「葉月ちゃんどこ行くの?」




まだ少し口角をあげながらいきなり歩き出した私をみた。




『屋上』



「あ〜じゃあ俺も行こうっと」




ついてこなくていいのに。



まだ1限目の途中。


3限目は体育だし、


久々に体を動かしたいから3限目は出ようかな。



ここ最近喧嘩もしていない。


だからたまには身体を動かさないと。







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