聖なる龍に愛された。




「2人とも話してる内容はほっこりなのに顔が無表情じゃだめでしょ」



表情を変えない私たちに海人が突っ込む。




「みにくるか」




けどスルー。




「俺の話は無視なのね」



相変わらずの腹黒スマイル




『みたい』




大きくなったかなあ。子猫ちゃん。




『放課後』



拓夜の家ならあのチャラ男と違って安心だろうし、別に家に行くくらいいいか。


子猫ちゃんに会いに行くんだし。




『うん』



「え?!たっくん此奴家にいれるの?!!!!大丈夫か?!!たっくん!!」



「ああ」



私を家に呼んだ拓夜に驚く勇魔にも冷静に返事をする。




「抜け駆け?このむっつりめ」



「……」




ニコニコしながら言う海人に関しては完全スルーした拓夜。




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