俺のこと、惚れさせるから
「うん、ありがとう。敵だけど頑張ってね」
体育館に向かう伊藤君に手を振る。
「…………あれ?」
ジーっと伊藤君を見てると、なんか変?
いや、気のせいかな。
ひとまず私も体育館へと急いだ。
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「あ、夏姫ちゃん遅いー」
「どこ、行ってたの?」
みんなのところに戻ると、試合は終わって翼たちは休憩していた。
やっぱり、C組の勝ちだ。
「ねぇ、次翼君と伊藤君の試合だよね?」
「キャー!めっちゃ楽しみぃ〜」