好きになれよ
ピロンッ
talktimeの着信音がなった。
誰だろ・・
そう思いtalktimeを開けた。
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大雅:龍が学校終わったら、莉奈を
迎えに来るだってさ。
買い物付き合うらしい。
わりー(^^;頼む!
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と来た。
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莉奈:オッケー!ちなみに校門で??
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そう返信を打つと直ぐに既読になり”そう!俺もクラブ終わったら行く”ときた。
そのtalktimeを見て、思わず頬が緩む。
あーあ。今日は楽しみ!
早く帰れないかなぁ。
そんな事を考え、一日はあっというまに終わった。
よっし!やっと帰れる!
なんて考えると担任からこう言われた。
「新崎は残って、佐々木に学校案内宜しく頼む」
そう言い岡崎先生は紙を私に渡して帰って行った。
マジかよ。
よりにもよって今日?!
急いでtalktimeを開けて”龍”と書かれてあるのをタップした。
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莉奈:ごめん(;´д`)
担任に居残りくらったから
先に帰っていいよ。
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そううつと既読がつき龍君から返事がきた
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龍:大丈夫(^O^)
俺待つし。
それに今同じクラスの子といるから。
終わったら、返事よろしく!
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おんなじクラスの子か。。
待たせちゃ悪いし、とっとっと終わらせよ。
「佐々木君だよね?学校案内するけど大丈夫?」
佐々木君にそう聞くと佐々木君は携帯を閉じて「大丈夫。君こそ大丈夫なの?予定あったみたいだけど」と聞いてきた。
「う・・うん。いちよ大丈夫!じゃあ案内するね」
鞄を担いで教室の鍵を締め、案内をした。
「ここは音楽室でここは・・・」
やっとの事で案内は終わり、解散ということに鳴った。
「今日は案内してくれてありがとな」
「いいよ全然!佐々木君も色々大変だろうけど頑張ってね」
佐々木君とは帰り道が同じらしく一緒に帰る事に鳴った。
「あ!莉奈ねえ早かったじゃん」
龍くんはそう門の前で行った。
「そう?待たせてごめんね。で、そちらの子は?」
そう龍君の隣には可愛らしい女の子がいたのだ。
「絢香?!」
そう答えたのは佐々木君だった。
絢香??
心の中ではてなマークが飛び回っていた。
「お兄ちゃん!!」
絢香と呼ばれる子はニコリとそう言った。
「「お兄ちゃん??」」
龍君と声がハモって言った。
「あぁ。絢香は俺の一つ下の妹。絢香なんでいるんだよ」
佐々木君はさっきとはうって代わりお兄ちゃんみたいにいった。
「お兄ちゃんを待っていたら草薙くんとあって、おしゃべりしてたの。そういうお兄ちゃんはどうしてこの女性と?まさか・・彼女?」
絢香という子はそう言いギロリと私を睨みつけた。
「ち・・違うの。私は佐々木君と同じクラスで隣の席で、担任の先生に学校案内をたのまれて、さっきまで案内してたの」
私がそう言うとあからさまにパぁぁっと笑顔になった。
「あ。そうだ。龍君と絢香ちゃんはどういうご関係なの?」
なにげなしに聞くと「同じクラスの転校生。たまたまあったから、話ししてた」と龍君がいった。