雨の日に君へ

「はぁ…、おい!止まれ…」

……は!
しまった!逃げることに集中していて
つい走りすぎたか。
義足ではかなり厳しいだろう。

「も、申し訳ありません……!」

「はぁ、はぁ…お前、速いよ」

「本当に申し訳ありません」

相当疲れたらしい。
息が整うまで時間がかかった。
それと、どうやら追手は俺達を見失ったようだ



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