雨の日に君へ
ちょうど昼頃、とあるレストランに着いた。
この街に似合う広くはない店だ。
中へ入ると時間が時間だけに結構人がいる。
「ヨハン、お前は何を食べる?」
「……あの、俺は結構です。」
「ん~?どうした?具合でも悪いのか?」
「……いえ」
こっちに来て初日に…住むところも仕事も
まだ探していないのに無駄遣い出来ない。
「なんだ、そうか
俺だけでは申し訳ないな」
「あ、いえ、……どうぞ。」
「そうか?ではいただくぞ?」
「……はい」