Longing Love ～あなたに恋して、憧れて ～

これで、最後だから。


もう一度、
話したいから電話に出て
っていうメールを送った。



しばらくして、ナオから電話がかかってきた。


―いったい、何考えてるの？どういう意味？



「どうしても、話がしたいって意味よ」



―そう。


「うーん…。会いたくない…そう言ってた意味
私にも、その意味がわかったの。

ナオが言ってた通りだった。
そのほうがいいってこと、よくわかったから」


ー何がわかったって言うの？



「うん、あの、大丈夫だから」


―何が言いたいの？


もちろん、落ち着いたら、
年賀状でもだすよ。



良かったね。

長年の思いが叶って。



陰ながら応援してるから。

もう、相談には乗れないけど。



「あっ、ごめん。

別の電話、来たみたいだから。
じゃあね」元気で。


―お前、いったい、何言ってる？
ちょっと待て、切るなってば！


ナオ、ごめん。

会いたくない、何て言われるくらいなら、
拒絶されるくらいなら、
ずっと会わない方がいいよ。