Longing Love ~あなたに恋して、憧れて ~
食事は、どうしよう。
ナオは何も言ってなかったけど、
外に食べに行かれるほど、
早く帰って来られないと思うから、
ナオの部屋で食事を用意して待ってよう。
今朝、出掛ける時に合鍵を渡された。
「部屋で待ってて」
何でもないみたいに。
知り合ってからが長いから、
恋人になってからの決め事に迷いがない。
ナオは、私の事を信用してくれている。
私もナオに対して、
朱音と同じくらい信用している。
「でも、キッチン使っていいかなって、
許可取らなかったから、
今日は、お総菜を買っていこう」
そんな事で、遠慮するのも変だけど。
ナオの嫌いなもの…
何でも食べるんだっけ。
久俊さんもそうだ。好き嫌いがない。
多分、冷蔵庫には何も入ってないから、
これから、
必要になるものも買っておかなきゃ。