Longing Love ~あなたに恋して、憧れて ~


法外な料金を受け取ることも、
まったく対照的な、
兄弟の勉強を見ることも予期しなかったことだけど、
そのくらいのことは、なんでもない。
少し、恥ずかしいけど。



何しろ、高城君の家庭教師の収入で、
私は、普通の学生のような、
生活を送る余裕が出来てしまっているから。



高城君と過ごす時間が長くなった。
彼は、優しく友達のように接してくれる。


彼は、私の事を、
特別に見ていたわけではない。


彼は、おじいさんの
言われた通りにしているだけで、
家庭教師をつけるのも、自分からいい出したわけではない。



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