Longing Love ~あなたに恋して、憧れて ~
「高城君、じゃあ、どうする?」
一緒に食べるなら、どこでもいいか、
って言いかけて、はっとする。
何考えてんだ、俺。
うっかりそんなこと言ったら、
誤解されんだろ!
「じゃあさ、
キャンパスの前の喫茶店には、行った?」
「いいえ」
「それさ、まずいんじゃないの?」
「どうして?」
「だって、あそこのハンバーグランチを
食べなかったって、
本当にうちの学生だって言える?」
「そんなに、重要なの?」
春、そんなわけないだろ、
そう何度も引っかかるなよ。
「少なくとも、俺らの仲間内ではね」
「わかった。じゃあ、そこでいい」
普通の喫茶店で、
特別美味しいハンバーグだとは
思えなかったけど、
学食でも贅沢だと思ってる春には、
悪くない体験になるだろう。
ハンバーグぐらい奢ってやるよ。
そう言いかけて止める。
奢ってやるなんて上から目線なんだ。
「ハンバーグステーキ2つ」
「ステーキ!!」
「勝手に注文して悪かったな」
「悪くないよ。ハンバーグにステーキってつけるのいいなと思って」
「そうか?」
まあ、実際目で見て、
ガッカリしなきゃいいけど。
「それで、何だよ」
春が急に、小さな声になったのがおかしくて、
笑いそうになるのをこらえる。
「これから話すこと」
「ああ…いいよ」
「約束する?」
春が身を乗り出してきた。
わかったから、そんなに顔近づけるな。
「わかった。約束する」
「ハンバーグステーキって、ハンバーグなんだね」
「ぶっーっ!!何だよ、それ」
いちいち可愛いやつ!!
一緒に食べるなら、どこでもいいか、
って言いかけて、はっとする。
何考えてんだ、俺。
うっかりそんなこと言ったら、
誤解されんだろ!
「じゃあさ、
キャンパスの前の喫茶店には、行った?」
「いいえ」
「それさ、まずいんじゃないの?」
「どうして?」
「だって、あそこのハンバーグランチを
食べなかったって、
本当にうちの学生だって言える?」
「そんなに、重要なの?」
春、そんなわけないだろ、
そう何度も引っかかるなよ。
「少なくとも、俺らの仲間内ではね」
「わかった。じゃあ、そこでいい」
普通の喫茶店で、
特別美味しいハンバーグだとは
思えなかったけど、
学食でも贅沢だと思ってる春には、
悪くない体験になるだろう。
ハンバーグぐらい奢ってやるよ。
そう言いかけて止める。
奢ってやるなんて上から目線なんだ。
「ハンバーグステーキ2つ」
「ステーキ!!」
「勝手に注文して悪かったな」
「悪くないよ。ハンバーグにステーキってつけるのいいなと思って」
「そうか?」
まあ、実際目で見て、
ガッカリしなきゃいいけど。
「それで、何だよ」
春が急に、小さな声になったのがおかしくて、
笑いそうになるのをこらえる。
「これから話すこと」
「ああ…いいよ」
「約束する?」
春が身を乗り出してきた。
わかったから、そんなに顔近づけるな。
「わかった。約束する」
「ハンバーグステーキって、ハンバーグなんだね」
「ぶっーっ!!何だよ、それ」
いちいち可愛いやつ!!