Longing Love ~あなたに恋して、憧れて ~
「これでよし。後で分別しておいてね」
ナオは、私の方を向いて、近づいてきた。
私は後退りながら、ベッドまで追いやられた。
「俺だけ、裸なの不公平だろ?脱げよ」
「あの…ナオ?わかったから。
自分でやるから…」
「ダメ。待てない」
ナオは、私の着ていたTシャツを
下着ごと剥ぎ取った。
私をベッドに押し倒すと、
強引に唇を押し付けてくる。
「ナオ、息できない…」
「うるさい。我慢しろよ。
俺にあいつの服、着せといて」
ナオの体が熱くなってる。
ナオの勢いを止めようとすると、
余計に力を加えて、
自由を奪おうとする…
「ナオ、えっと、まずいの。
この部屋、壁薄いんだ…だから」
ナオは、床に落ちていたリモコンを拾い、
テレビをつけてボリュームを上げた。
もう一度、私の上に乗ると、
「口押さえておいてやる、
いくらでも声出せよ」
そう言うと、彼は、
手のひらで私の口を覆った。
私は、ナオに何度も、
叫び声を上げさせられた。
けど、そのたびに、
ナオの手のひらで押し返され、
そして、手のひらが、優しいキスに変り
最後にナオが、落ち着いて、
私に抱きしめられて眠るまで続いた。