Longing Love ~あなたに恋して、憧れて ~

春は、助手席で心地よく眠っている。


「春が、遠慮することないのに…」


こんなセリフ、
学生時代から何度も言っているというのに。


あんな、犬みたいに吠えるだけの女に、
遠慮してしまうのは、どういうわけだよ。


友達だと思ってた頃は、
自己主張しないのも、
仕方がないと思うけど。


これだけ君のことが大切で、
代わりになる女なんかどこにもいない、
って言ってるのに、自分には、
役不足だからって、身を引いてしまう。



どうしたら、俺のこと信用してくれる?

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