Longing Love ~あなたに恋して、憧れて ~
動きの取れない春は、
目覚めると、1人でホテルで待っていた。
携帯に連絡くれるように、
メモを残しておいた。
園田さんを駅に送っていく途中。
春から、連絡が来た。
これから、ホテルに戻るから、
二人で病院へ行こうと春に伝えた。
父親の状態は、いいとは言えなかった。
父と対面した後、、
春の母と病院のラウンジに行って、
二人にことの顛末を話した。
母親には、後でもう少し詳しく話した。
「叔母さんの要求が、
行き過ぎたところもあったので、
こちらは、弁護士に立ち会ってもらって、
請求できないものは排除してもらいました。
それでも、
わずかな金額だけど、
払わなくてはいけないから、
春は、毎月少しずつ返してくれればいいです」