Longing Love ~あなたに恋して、憧れて ~

「何となく汚れが…」

シャンプーもリンスも、
自分のものは極力置かない。

洗剤で洗って、
流そうと思ってシャワーから水を出す。

ドアが開いたと思ったら、ナオが入って来た。


「シャワー浴びるの?」

「ああ」

「ちょっと待って」


ナオと入れ替わりに、
バスルームから出ようと思って
お湯にかえた途端に頭からお湯を被る。


「キャアア!! ナオ!!いったい、
何するつもり?」


「1度は、シャワー浴びてる
君の後から入ってしたかったら…」


「ちょっともう、
シチュエーションが違わない?」


「うーん。どうでもいいな。
俺、ただ、濡れた服を
脱がしたかっただけかも…
いや、むしろ、こっちのほうがいいかも」


ナオは、びしょ濡れになって
肌に張りついてるTシャツを脱がせ、
ショートパンツも下まで下ろす。

いつもなら、
余裕で私を焦らすナオ、
でも、今はすぐに欲しがって、
私を浴室の壁に何度も押しつけるナオ。

行為が終わって、
気づいたら浴槽の中にいた。

ナオといるといつも、嵐の中にいるよう。



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