Longing Love ~あなたに恋して、憧れて ~
「大丈夫か?そんなに気にいったなら、
毎晩試すか?
タオルと着替え置いとくよ」
ナオがドア越しに、言う。
「ありがとう…」
私は、下着を着けずに、
ナオが用意した物に袖を通す。
「もう!何これ!!」
ピッタリとしたTシャツに
すごいミニ丈のスカート。
こんなもの、どこで売ってるのよ!
と悪態をつく。
洗面所の引き戸を開け、
リビングにいるナオに文句を言おうとした。
ナオは、一人じゃなかった。
「あら?初めまして。直哉の母です。
朝からお邪魔してごめんなさい」
といかにも不機嫌そうに言う。
「いえ…ごゆっくり」
と声をかけ、寝室に入った。
ナオに、寝室に来るよう、
ジェスチャーで伝える。