Longing Love ~あなたに恋して、憧れて ~
愛する友へ
「キス?」された!!
ええええっ!
軽くじゃ無かったよね…
何で?
あまりのことに、体が震えて
言葉が出てこない。
「おい、大丈夫か?」
ナオは、朱音を心配して、背中をさすって
落ち着かせようとしている。
「バカ、何やってるのよ、
あんたは春妃を気にしなさいよ」
朱音がナオに、毒づいてる声が聞こえてくる。
声を震わせている朱音に、
どう声をかけてあげたらいいのか
分からない。
こんなことになっても、
朱音は大切な友達だ。
どうしたらいい?
朱音は私にずっと、
キスをしたいと思ってきたの?
ナオに感じるような事を、
私に感じてたってこと?
そう思うと、くらっと来た。
その苦しさと、どうしようもなさ。