Longing Love ~あなたに恋して、憧れて ~
ナオは、軽々と私をベッドに押さえつけた。
「春妃?ねえ、
…いったい、何て説明すればいい?
それを決めるのは二人だよね。
春妃が、俺に聞く前に
あきらめる事じゃないだろう?」
「ナオ?どうして、そんなに楽観できるの?
考えてみて、
私の家族や親戚と、親戚付き合いするのを
あなたのお母様が喜ぶとは思えない」
「もう、限界」
ナオは、クスッと笑って覆い被さって来た。
「何だ。続かない理由ってそんなこと?
じゃ、遠慮は要らないね」
耳元でささやくように言う。
キスで、ナオは、私の体に触れていく。
「春妃?まるで俺と結婚するかどうか
悩んでるみたいじゃないか…」
私は、ナオの体から逃れてから、答える。
「いえ。あなたのお母様は、
あなたが、私と
付き合うってわかっただけで、
いろいろ邪魔しようとされたわ」
「まあ、素直じゃないから、
面と向かって言えないんだよ。でも…」
ナオは、きっぱりと言った。
「そうしたら、そんなに母が嫌なら、
俺は、うちの家族と縁を切ってもいい」