Longing Love ~あなたに恋して、憧れて ~
「えっ?最近なんだっけ?」
物思いにふけっていて、
ナオの話をちゃんと聞いていなかった。
私は、さっきナオが言いかけてやめた、
言葉尻をとらえて聞き直した。
「最近?…別に、何でもないよ」
この男、言いにくいことは、
一度に言わないくせに、
無視されるのも、気に入らない。
だから後で、忘れずに聞き返さなきゃ。
「ふ~ん。いいたくないってこと?」
「そういうわけじゃないけど。
つまんないことだから、
わざわざ口にすることもないか、
と思っただけ」
「仕事のこと?」
「違う」
じゃあ、プライベートじゃん。
「やっぱり、いいよ、言わなくて」
いつも私だって、仏の心を持って、
接することが出来るわけではないのだ。
疲れてるし。
「どうして?」
「誰かを好きになった話とか、
気になるって言う話しでしょ?
そうだったら、そんなの聞きたくない」
だいたい、経験豊富なあなたが、
片手以下の付き合いしかない私に
聞くのは筋違いでしょ。
何しろ、
今のデートの回数を数えるレートは
1対30くらいなんだし。
物思いにふけっていて、
ナオの話をちゃんと聞いていなかった。
私は、さっきナオが言いかけてやめた、
言葉尻をとらえて聞き直した。
「最近?…別に、何でもないよ」
この男、言いにくいことは、
一度に言わないくせに、
無視されるのも、気に入らない。
だから後で、忘れずに聞き返さなきゃ。
「ふ~ん。いいたくないってこと?」
「そういうわけじゃないけど。
つまんないことだから、
わざわざ口にすることもないか、
と思っただけ」
「仕事のこと?」
「違う」
じゃあ、プライベートじゃん。
「やっぱり、いいよ、言わなくて」
いつも私だって、仏の心を持って、
接することが出来るわけではないのだ。
疲れてるし。
「どうして?」
「誰かを好きになった話とか、
気になるって言う話しでしょ?
そうだったら、そんなの聞きたくない」
だいたい、経験豊富なあなたが、
片手以下の付き合いしかない私に
聞くのは筋違いでしょ。
何しろ、
今のデートの回数を数えるレートは
1対30くらいなんだし。