キミのダレ
悪役への第一歩。
「そうだ!放課後食べに行かない?」
「良いね、私他の人も誘ってみる!」
未来さんの周りはいつも、女子が集っている。
男子にも女子にも人気がある。
背は私よりやや高め。
髪はいつもサイドテール。
染めているので、光に反射すると眩しい。
普通に見るだけでも、雰囲気にやられそうだ。
「久留宮さん!ドーナツ好き?」
そんな未来さん直々に招待された。
「…ホームルーム。」
「大丈夫!他の人も話してるし!」
可愛い笑顔は私と違って天然そのもの。
蕾浮とお似合いかもしれない。
いや、お似合いなんだよ。
「構わないけれど…お金無いよ。」
「大丈夫!10人以上はチケット1枚で食べ放題だから!」
そう言ってチケットを目の前に出してくる未来さん。
私が見ても可愛いと思ってしまうほどの、満面の笑み。
「…男子、誘っても良いかな。」
「ん?大丈夫だよ!見かけによらず、男友達居るんだね!」
いや、男友達しかいないよ。
だから、未来さんが羨ましい。
蕾浮を幸せに出来る、未来さんが。
「佐々木さん!話聞いてるの?」
「すみませーん!聞いてません!」
誰でも笑顔に出来るから、私とは違う。
「良いね、私他の人も誘ってみる!」
未来さんの周りはいつも、女子が集っている。
男子にも女子にも人気がある。
背は私よりやや高め。
髪はいつもサイドテール。
染めているので、光に反射すると眩しい。
普通に見るだけでも、雰囲気にやられそうだ。
「久留宮さん!ドーナツ好き?」
そんな未来さん直々に招待された。
「…ホームルーム。」
「大丈夫!他の人も話してるし!」
可愛い笑顔は私と違って天然そのもの。
蕾浮とお似合いかもしれない。
いや、お似合いなんだよ。
「構わないけれど…お金無いよ。」
「大丈夫!10人以上はチケット1枚で食べ放題だから!」
そう言ってチケットを目の前に出してくる未来さん。
私が見ても可愛いと思ってしまうほどの、満面の笑み。
「…男子、誘っても良いかな。」
「ん?大丈夫だよ!見かけによらず、男友達居るんだね!」
いや、男友達しかいないよ。
だから、未来さんが羨ましい。
蕾浮を幸せに出来る、未来さんが。
「佐々木さん!話聞いてるの?」
「すみませーん!聞いてません!」
誰でも笑顔に出来るから、私とは違う。