ゾンビバスター~4人の戦士たち~
明美とひとみは1階へと降り、普通教室のドアが開いているのを見つけた。
そこへ駆けていくと、武器を手に持った聖と和己の姿があった。
「あれ? ゾンビは!?」
「倒した」
聖は倒したとというが、彼らの周りには倒れたゾンビの姿などどこにも見当たらない。
「倒したとたん、塵となって消えたんだ」
さすがの聖も初めてゾンビを倒した後なだけあるのか、真剣な顔つきだ。それが、明美と目が合うと崩れる。
「それにしても……いやぁ~なんつの、女のゾンビでさ~追いかけられちゃって聖ちゃんモテモテって感じ? あはーいやいや、マイッタマイッタ!」
「………」
バカにつける薬はなし。
明美は和己のように沈黙を決め込む。
「俺ってそんなにカッコいいのかぁ~あははは」
「勝手にいってれば」
冷めた口調で言った言葉は、両手を腰に置き胸をそらせた聖のバカ笑いによってかき消される。
「あはははは」
「うるさい!」
ばしん!
「きゃ!」
本日2回目、今度は後頭部を叩いてやった。
ふん! 調子に乗りすぎだっていうの。
まさかゾンビが学校へまで侵入してくるとは……やはりどこにいても危険なのは変わりないようだ。
結局皆で校内を回ったのち、2階の家庭科室の奥に小さめの部屋があり、そこに寝泊りできる布団があった。どうやら合宿などに使われている部屋らしい。
1階よりも安全ということやトイレが近く、シャワールームまで備わっている便利さも考えて、明美たちはそこを拠点として活動することに決めた。
そこへ駆けていくと、武器を手に持った聖と和己の姿があった。
「あれ? ゾンビは!?」
「倒した」
聖は倒したとというが、彼らの周りには倒れたゾンビの姿などどこにも見当たらない。
「倒したとたん、塵となって消えたんだ」
さすがの聖も初めてゾンビを倒した後なだけあるのか、真剣な顔つきだ。それが、明美と目が合うと崩れる。
「それにしても……いやぁ~なんつの、女のゾンビでさ~追いかけられちゃって聖ちゃんモテモテって感じ? あはーいやいや、マイッタマイッタ!」
「………」
バカにつける薬はなし。
明美は和己のように沈黙を決め込む。
「俺ってそんなにカッコいいのかぁ~あははは」
「勝手にいってれば」
冷めた口調で言った言葉は、両手を腰に置き胸をそらせた聖のバカ笑いによってかき消される。
「あはははは」
「うるさい!」
ばしん!
「きゃ!」
本日2回目、今度は後頭部を叩いてやった。
ふん! 調子に乗りすぎだっていうの。
まさかゾンビが学校へまで侵入してくるとは……やはりどこにいても危険なのは変わりないようだ。
結局皆で校内を回ったのち、2階の家庭科室の奥に小さめの部屋があり、そこに寝泊りできる布団があった。どうやら合宿などに使われている部屋らしい。
1階よりも安全ということやトイレが近く、シャワールームまで備わっている便利さも考えて、明美たちはそこを拠点として活動することに決めた。