ゾンビバスター~4人の戦士たち~
「なにか悩んでるの?」
夕飯を済ませ、後は寝るだけの部屋で思いに耽っていた明美。布団に寝ているはずのひとみを見る。さっきまで眠るように閉じていたまぶたが開かれて、黒く輝く瞳がこっちを見ていた。
「……なんでもない」
答えながら、和己みたいな返し方をしている自分におかしくなった。
「ひょっとして恋、してるんじゃない? 例えば……和己くんとか」
「はあっ!?」
ひとみの思わぬ発言に大声を上げてしまい、慌てて自分の口を塞ぐ。騒いで男たちに心配かけたくなかったし、こんな話し聞かれたくない。
「ひとみってばなにいってんの!」
ひとみの寝ている布団まで四つん這いで近付いて、小声で怒鳴る。
「だってさっきから百面相してるよ?」
「ずっと見てたんだ……」
「なんかね、恋してる女の子って感じだった」
自分の考えに確信を持って、笑いかけてきた。
「だから違うって……」
「私ね、明美ちゃんに好きな人が出来たら、二人で恋バナするのが夢だったんだぁ」
本当は調子が悪くて辛いはずなのに、無邪気にそういわれたら完全否定できなくなってしまった。
「ねぇ小さい頃みたいに一緒に寝よ? 恋のお話しで夜更かししちゃお?」
確かに昔は、お互いの家に泊まりにいっては同じ布団の中で眠った。電気の消えた真っ暗な中で、朝まではしゃいで色んなことを話していた。
「大丈夫なの?」
「大丈夫! だって明美ちゃんの初恋だもん。祝福したいの」
ひとみが疲れてきたらすぐ眠らせば平気かな?
最近あまり話しが出来なかった分、ひとみの想いを聞いてあげようという気になっていた。
自分の布団をひとみの布団にたぐり寄せ、電気を消してひとみの横に滑り込んだ。
今日はたくさん話しをしよう。
「あのね……」
夕飯を済ませ、後は寝るだけの部屋で思いに耽っていた明美。布団に寝ているはずのひとみを見る。さっきまで眠るように閉じていたまぶたが開かれて、黒く輝く瞳がこっちを見ていた。
「……なんでもない」
答えながら、和己みたいな返し方をしている自分におかしくなった。
「ひょっとして恋、してるんじゃない? 例えば……和己くんとか」
「はあっ!?」
ひとみの思わぬ発言に大声を上げてしまい、慌てて自分の口を塞ぐ。騒いで男たちに心配かけたくなかったし、こんな話し聞かれたくない。
「ひとみってばなにいってんの!」
ひとみの寝ている布団まで四つん這いで近付いて、小声で怒鳴る。
「だってさっきから百面相してるよ?」
「ずっと見てたんだ……」
「なんかね、恋してる女の子って感じだった」
自分の考えに確信を持って、笑いかけてきた。
「だから違うって……」
「私ね、明美ちゃんに好きな人が出来たら、二人で恋バナするのが夢だったんだぁ」
本当は調子が悪くて辛いはずなのに、無邪気にそういわれたら完全否定できなくなってしまった。
「ねぇ小さい頃みたいに一緒に寝よ? 恋のお話しで夜更かししちゃお?」
確かに昔は、お互いの家に泊まりにいっては同じ布団の中で眠った。電気の消えた真っ暗な中で、朝まではしゃいで色んなことを話していた。
「大丈夫なの?」
「大丈夫! だって明美ちゃんの初恋だもん。祝福したいの」
ひとみが疲れてきたらすぐ眠らせば平気かな?
最近あまり話しが出来なかった分、ひとみの想いを聞いてあげようという気になっていた。
自分の布団をひとみの布団にたぐり寄せ、電気を消してひとみの横に滑り込んだ。
今日はたくさん話しをしよう。
「あのね……」