レンズ越しの彼
「…なっ、なっ」


私は顔を真っ赤にして、
何も言葉を
発することができなかった。


それに引き換え
嵐はヨユウの表情で、


「モデル料だよ。
ごちそうさま」と
耳元でささやいた。


その瞬間、
私は沢井嵐という男に
恋に落ちた。
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