小さな私の大きな恋。



「お腹いっぱいだわ...夜ご飯多すぎだよ...」


あぁ........................
暇だ........................



ピロリンッ
「ん?」
突然鳴ったLINEの通知音に驚いた。
「えぇーーーーーーー??」
名前を見てもっと驚いた。
私は何回も目をこすったり顔を叩いたりした。それでも目の前の名前は変わらない。


「この前貸したマンガ早く返せ。」
り、り、龍だ.........。
あ、マンガ...。
「あ、ごめん。次の部活のとき返すね。」
既読はすぐついた。
「今読もうと思ってたのに...」
「ごめん。読み終わってたんだけどさ...」
「で、感想は?」
「へ?なんの?」
「マンガ。」
「あぁ、めっちゃよかった。
てか、龍こそ少女マンガとか読んでどー思うの?笑」
「別になんでもいいだろ。普通に読んでるだけだし」
「あ、そっか...」

そこで向こうの既読無視。
これでも会話が続いた方だ。
頑張ったぞ私...。

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