制服汚しちゃいました
[翌日]
あたしは、朝から仲﨑くんを探していた。
綺麗になった制服を持って。
「おはよ、藍梨。
何してるの?」
「おはよ、遥香。
…あ、ねえ、仲﨑くんどこにいるか知らない?」
「え?は?
なんであんな不良を探してるの?」
「まあ、いろいろあって。
後で詳しく教えるから。」
「あの人なら、多分屋上に居ると思うけど。」
「わかった。
遥香、ありがと!」
「あ、うん。
戻ってきたら、理由、絶対教えてね!」
「わかってる!」
そう笑顔で言って、あたしは、急いで屋上に向かった。