制服汚しちゃいました





「伊川か。

…てか、もう戻れば?
もうすぐホームルーム始まるぞ?」



「えっ!うそ!?

あ、じゃあ、またねっ。」



「ああ。」



あたしは、屋上に来たときと同じように、急いで教室に戻った。



「ふっ、忙しいヤツだな……。」



仲﨑悠翔は、優しい、懐かしそうなものを見る目で、藍梨を見ていた。




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