制服汚しちゃいました
「泣くなよ。何かあったら、俺がいる。
いつでも呼べ。暇だし、すぐに駆けつける。」
「うん。」
「じゃあな。
あ、体育館、聞いとけよ。」
「わかってるよ。」
最後に優しい笑みを残し、りゅうは去っていった。
そのあとの学校は、あたしの話題よりも、あの人たちがカッコよかった。という話題で盛り上がっていた。
「よかったね、藍梨。」
「うん。ありがとう。遥香。」
「お礼言われることなんて、なにもしてないよ。」
「うん。でも、ありがと。」