制服汚しちゃいました
「じゃないと、あんな高級車買えないだろ。」
「あ、そっか!」
「なんの会社?」
「IT関係。
まあ、中学生とバカな高校生はわかんないだろうな。」
「バカじゃない!」
「中学生なめるなよ!」
「あー、はいはい。
ごめんなさーい。」
「「反省してないだろ(でしょ)!」」
「さすが姉弟。息ピッタリ。」
「はぁ…。もうりゅう兄ちゃん嫌だ。
姉ちゃん、学校行こうか。」
「そうだね。行こう。」
「ちょっとお前ら!
なんなんだよ。つめたいじゃん!」
あたしと蓮は顔を見合わせて、りゅうの方を見ずに玄関へ向かう。
「「行ってきまーす。」」
「ちょ…!おい!」
はい。ガン無視。
あたしたちは、一緒に家を出た。
「途中まで一緒に行く?」
「あぁ。だな。」