制服汚しちゃいました
「悠翔がいないうちにこっそり携帯みたんだ。
それでね、携帯の連絡先に入ってた女の子、あたしと藍梨ちゃんだけで、きっとこの子が悠翔取ったんだって思ったら、なんかムカついて。
ほんとごめんね?」
可愛い顔で手を合わせる美咲さん。
この可愛い顔だと、きっとモテモテだろうなぁ…。
「全然大丈夫ですよ。
気にしてなかったですし。」
「悠翔には、言ってないの?」
「はい。」
「じゃあ、2人だけの秘密ね。」
「分かりました。」
「あっ、敬語じゃなくていいよ?
そんなに年齢変わらないし。
それに、呼び方も美咲ちゃんね!美咲さんは禁止っ!」
「ふふっ、わかった。」
そういう美咲ちゃんの、少し怒ったような顔が可愛くて、つい笑みがこぼれた。