制服汚しちゃいました
「仲﨑は停学処分だ。」
「…ちょっと先生!
仲﨑くんの話、信じないんですか?」
「日頃悪いことばっかりしてるやつの言うことなんて、そう簡単には信じられない。」
「先生、最低ですね!
あー、ほんとありえない。
生徒のことを信じない先生なんて、クソくらえです!」
「おい、伊川。やめろよ。」
「お前…よくも…!」
「あーーっ、いいんですかね?
先生が生徒に手をあげたら、体罰になって教育委員会に訴えられますよ~。」
あたしは、拳を振り上げる先生に、そう言ってやった。
「……コホンッ。
とりあえず、仲﨑は停学処分だ。
わかったらとっとと帰れ。」
「咳払いで誤魔化すとか、いつの時代ですか。
今の時代では通用しませんよ!
行こう、仲﨑くん。」
「あ、ああ。」
イライラMAXで、靴箱に向かってドスドスと歩くあたし。
ほんっと、ムカつく!
あんな先生なんて、犬のクソでもくらいやがれ!