制服汚しちゃいました





「仲﨑くーんっ!!」



バタンッ
勢いよくあけられる扉。


翌日。
学校に行くと、すぐに屋上にむかった。



「んだよ。」



「放課後空いてる?」



「まあ。」



「じゃあ、放課後、教室で待っててね!」



「なんで?」



「なんでも!」



「めんどくさい。」



「仲﨑くんの無実が証明されるかもしれないの!
ねぇ、お願いっ!」



「なんで俺のことなのに、お前がそんなに熱心に頼んでんだよ。」



そう言ってククッと笑う。



「だって、あたしの恩人だから!
ねっ?いいでしょっ!?」



「はいはい。わかった。」



「やったっ。
じゃあ、また後でねっ。」




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