制服汚しちゃいました
「遅くなってごめんっ!」
学校についた頃には、既に4人とも来ていた。
「遅い。」
そしてなぜか、仲﨑くんが不機嫌。
「ごめん。
じゃあ、行こっか。」
蓮は自転車を学校において、みんなで歩いて高校まで向かう。
そんなに距離はないから、すぐについた。
「こんなに早く来たの初めて。」
始業は8時半だから、ふだんはもっと遅い。
「俺も。」
「だよね。
それじゃあ、さっそく職員室に…。」
と、職員室に来たのはいいものの、職員室なんて全然入らないあたし。
だから、無駄にドキドキしてる。
「んだよ。入らねぇの?」
仲﨑くんが尋ねてくる。
「なんか緊張しちゃって…。」
「なんで緊張すんだよ。変なヤツ。
じゃあ、俺が入るから待っとけ。」