Love Song



2人の喧嘩を見ながら、私はあはは、と笑う。



「相変わらず仲良いねー、2人とも」



「だから、そんなんじゃないってー」



莉帆ちゃんが困ったように笑う。



よし…、さっきの仕返ししてやる…。



「莉帆ちゃんはそうかもしれないけどー、高橋君は莉帆ちゃんのこと好きだったりして!」



私は高橋君の方を見て、意地悪そうに笑った。



高橋君は一瞬怒ったような顔をしたけど、すぐにニヤッとして言った。



「はー?こんなちんちくりん好きになる訳ないだろー。」



「は!?私ちんちくりんじゃないし!」


< 10 / 17 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop