Love Song
放課後•*¨*•.¸¸♪✧
「本当最悪…。」
私はぽつり、と呟いた。
「もー、綾菜ー。早く終わらせて帰ろ?」
大親友の大崎葉瑠(おおさきはる)が優しく言う。
葉瑠は明るくて優しくて面白くて、私の自慢の大親友。
莉帆ちゃんとも一緒にいることが多いけど、どちらかといえば葉瑠と一緒にいる方が多い。
「もーやだぁー。何で私が日直の日に限って仕事多いのー。」
私はぐだーっとしながら言う。
本当は私はもっと口が悪いし、こんな性格じゃない。
でも、これは私が考えて出した解答。
どうやら一度出してしまった解答は変更が難しいみたいで、中学の頃から、人に合わせて性格を変える癖がついてしまっている。
まぁ、それで一時期、ぶりっこ、って言われちゃってたんだけどね…。