Love Song
「綾菜ー?どしたっ?元気ないぞー?」
莉帆ちゃんがぎゅーっと私に抱き着いてくる。
「んー、昨日遅くまで起きてたから眠いんだよね〜」
私はにこにこと笑う。
「そっかそっか。無理すんなよー?」
「ありがとー!」
莉帆ちゃんとそんな会話を交わしながら、教室へと向かう。
入学して3ヶ月。
今のところ学校生活は順調。
こんな日常が、ずっと、当たり前のように続くんだ、って、今日までずっと思ってた。
7月6日。
その日。
私の運命が変わった。