season〜駆け抜けた青春〜
「あっ、やっときたよハールちゃ〜ん。」
「遅いぞ、ハル。」

私に気付くなり2人はそう言った。

ポケットに手をつっこんでへらへらしているのはアキ。

一方、ほっぺたをぷくっと膨らませてなにやら怒っている様子なのはフユ。
実はちょっと気になっている男子だ。

「うん、ごめん。」

「それよりさ、クラス見にいかない?
2人ともまだ見てないんでしょ?」

ナツが言うとアキとフユは顔を見合わせて「うん。」「おう。」と言った。
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