黙って抱きしめられてろよ。
それから10分後のこと。
私は未だにメニューを決められずにメニュー表とにらめっこをしていた。
「う〜ん… これ食べたいけどこれも捨てがたい… 紗凪は何にするの?」
「チョコバナナだけど。てか遅い。もう店員さん呼んじゃうからね。」
「えぇ!待ってよ!そんなひどい…」
私が反論してるのにも関わらずインターフォンを押す紗凪。
ど、どれにするか決まってないのに!
えーい!この際何でも良いや!
目をつむって決めちゃえ!!