黙って抱きしめられてろよ。



う、うそ!



黒須くんって彼女居たんだ…。





だけど何となく、悲しいという気持ちよりも驚きが先に来て。



慌てすぎて歩みを止められなかった私は何とも無様に、2人の前でずっこけてしまった。






…恥ずかしすぎる。



渡したくて持ってきた手作りのクッキーも割れてしまっているし…。





この場から逃げ出したい。なんか今日は、踏んだり蹴ったりな1日かもしれない…。




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