黙って抱きしめられてろよ。





「えーっと。先に自己紹介しない?なんかすれ違いが起きてるみたいだしね?」





なんて寛容で気がきく彼女なんだろう…。



綺麗に整った美人系の顔にすらりとしたスタイル。



私とは大違いだな…って違う違う。いや、違うことはないんだけど。





自己紹介をしないといけないんだった。





「高校1年の篠原 琴音です。」



「…きつね?」



「ことねですっ!」



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