「嘘」と「愛」


「みてみてみてみてみてみて!!!三人とも同じクラスだよ?!」

「うわ~、お前と同じクラスとか最悪~」

「やったね!!!!!!またよろしくね、花蓮♪」

「うんうん!!よろしくね!!」

うだうだ言っているしゅんくんは無視して麻葵と喜び会った。


ドン!!!!!!

「うわぁ!!!!ごめんなさい!!!!」

嬉しくて騒ぎすぎたせいで、クラス発表を見に来ていた男の人にぶつかってしまった。

(うわぁ、かっこいい...)

不意にそんことを思った。

「...変わらねーな。その慌ただしさ。」

「え?どこかで、お会いしましたっけ?」

男の人は少し驚き、でも楽しそうに、

「さぁ?ではまたあとで」

と言って、どこかにいってしまった。

誰だったんだろう。もし、知り合いならすごく酷いことしたな~。

そんなことを思いながらクラスに向かった。
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