「嘘」と「愛」

ペシッ

急に誰かに頭を叩かれた

「そこ、俺の席なんですけど」

驚いた、さっきの人だ。やばい。きっと私今リンゴみたいに顔が真っ赤だ。

「ご、ごめんなさい、席に戻ります。」

「ほんとお前、「はい。みんな席につけ~」

彼が何か言おうとしたときに丁度先生が入ってきた。

タイミング悪。何て言おうとしたんだろ。きになるな~

「え~、じゃぁここの担任をする、木原英司(きはらえいじ)です。よろしく~」

すごい適当そーな担任だな、まぁ、それくらいのほーが楽でいーか。

「じゃ、端から順に自己紹介でもするか~。はい。一番からどーぞ」

でたよ、恒例の自己紹介。こーゆうの嫌なんだよな~。

次々と自己紹介も終わり、私の番も終わったので、伏せて寝ていた。

「はい。次、橋中~」

おっしゅんくんだ。なんてゆーのか見ものだな

「橋中俊です。中学の時はバスケをしてました。ちなみに。彼女募集中です♪」

なんだこいつ。完璧の王子様スマイルじゃねーか、なにが「彼女募集中です♪」だよ!!

詐欺師め。

クラスの女子はというと...。

(きゃー!かっこいい)、(あたしのタイプかも。)などなど、ほんとみんなわかってない。

「はい。次福山~」

あっ......。やっぱ、同じ名字ってだけでも気になるよね。



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