ねこ
これって………。

目を開けようか開けまいか迷っていると、彼女が慌てて部室を出ていくような気配が伺えた。

それから、彼女がまだ部室にいることを用心して、五分くらい経ってから目を開けた。

すると、息ができていなかったからなのか、彼女のシャンプーの甘い匂いのせいなのか、お酒を飲んだ時のように、頭がくらくらしていた。
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